鉄文化伝える鍛冶屋　工房弘光／安来

16/08/01

昔ながらの丁寧な手仕事

たたら製鉄が衰退しても、この地に根を下ろし昔ながらの丁寧な手仕事を積み重ねている鍛冶屋が安来市広瀬町にある。鍛冶工房弘光は、たたらの時代から数えて10代続く。

10代目の小藤洋也さんは刀匠の資格も持つが、民具の製作に力を入れてきた。息子の宗相さん、娘の由貴さんも加わり、若い感性も生かした様々な意匠を施した燭台や風鈴を生み出している。東京をはじめ百貨店などに出展、人気がある。

作業中の洋也さんは「良質な炭が手に入りにくくなった。グローバル化というのはこういうことなんだろうね」とぽつり。無休。

鍛冶作業にいそしむ
10代目の小藤洋也さん

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