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「シオカラ」で旅に深みを 鳥羽離島の食文化に新提案

「島むすび会議」がパンフで紹介

鳥羽の海に浮かぶ4つの離島、神島・菅島・答志島・坂手島。離島ならではの独特な文化が根付いているが、食の面でも特徴的だ。

なかでも魚介類を日持ちさせ、さらに味に深みを増させる塩辛は島の伝統。4島の宿泊施設でつくる「島むすび会議」はこのほど、塩辛を特集したパンフ「シオカラ」を制作。塩辛の新しい食べ方を提案しており、これを食べればきっと旅にも深みが出るはずだ。

魚介の身や内臓を塩に漬け込み、発酵させた単純な塩辛は、なにもスルメイカだけではない。カタクチイワシの別名「ひしこ」やハモの卵、コチの卵、ウニ、ナマコなど普段は味わえない塩辛がこの地にはある。ほかにも、しらすは酢漬けや醤油漬けに、クロノリは佃煮に、カキはオイル漬けに、うたせエビは塩麹漬けなど多彩な珍味が鳥羽離島の食卓を賑わせている。

シオカラ
シオカラ

定番のスルメイカ(上)と
貴重なウニの「シオカラ」

「シオカラ」では、地元料理人がこれら塩辛を使った新しいメニューを考案。茶碗蒸しやどんぶりから、グラタン風やピザなど洋風まで塩辛の新しい可能性を引き出している。パンフは観光案内所や宿で入手できる。

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