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滋賀人愛する「琵琶湖周航の歌」が100年(2) 長浜が目指す「7番目の歌碑」

歌碑訪ねて周遊 旅行商品も

「琵琶湖周航の歌」の観光活用の素材としては、歌碑がある。現在、1番は大津市の三保ヶ崎、2番は同市近江舞子の雄松崎、3番は高島市の今津港、4番は竹生島、5番は彦根市の彦根港突堤、6番は近江八幡市の長命寺港と同寺境内と、歌詞に描かれた地6カ所に設けられており、周遊が楽しめるようになっている。

琵琶湖周航の歌歌碑
琵琶湖周航の歌歌碑

大津市・三保ヶ崎にある歌碑。
上は冒頭の一節を記したもの

これに7番目の歌碑を作ろうという活動が、長浜市で本格化。長浜は歌詞の3番に登場するものの、唯一歌碑がなく、昨年には市民団体が発足、1月には観光協会なども参画して100周年事業実行委員会を設立し、6月には歌碑とモニュメントを建立しようと協賛金を募っている。

旅行商品にも記念ツアーが登場。近江トラベルが、県が推進する県内のアートや文化スポットを結ぶ「美の滋賀探訪バスツアー」に呼応し、3月20日に「歌で巡る琵琶湖一周の旅」と題したツアーを催行する。すでに募集は終了しているが、歌碑と周辺のスポットを巡る予定だ。

そのほか、京都大ボート部とOBらが6月24―27日に、100年前の琵琶湖周航をなぞり歌碑をめぐる企画を実施。高島市で6月24日に記念式典、翌25日に音楽祭が開かれるなど県内各地で記念イベントが計画されており、100周年を盛り上げる機運が高まっている。

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