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立山黒部に春が来た(1) 立山黒部アルペンルート

12/04/13

厳しかった冬が終わり、富山・立山黒部に待ちに待った春が到来。4月17日に立山黒部アルペンルートが全線開通すると、本格的な観光シーズンの幕開けだ。アルペンルートの春は雪の大谷から新緑へ、夏は高山植物を求めてトレッキング、秋は紅葉のパノラマとシーズンを通して楽しみは尽きない。黒部峡谷鉄道ではトロッコ電車に揺られてのんびりと自然を満喫。イベントも多く開かれ、ファミリーにももってこい。今年も澄んだ輝きを放つ立山黒部へ、癒しと爽快感を求めて出かけたい。

4月17日に全線開通 今年も「雪の大谷ウォーク」で開幕

立山黒部アルペンルートは北アルプス・立山連峰を貫き、富山県立山町と長野県大町市を結ぶ山岳観光ルートだ。4月17日に電鉄富山―信濃大町間が全線開通し今年のシーズンが開幕。立山黒部の大自然が懐深く、訪れる人を迎え入れる。

観光シーズンのオープニングは毎年恒例のイベント「雪の大谷ウォーク」から。観光客からの要望を受け、全線開通の当日から、今年は例年より期間を延長し6月10日まで開かれる。

舞台は立山登山の基点、室堂(標高2450メートル)。豪雪地帯のこの地では高いところで約20メートル、コース長約500メートルの雪壁「雪の大谷」が出現し、そりたつ"雪の回廊"を散策できる。立山ならではの自然の造形美は、美しくも迫力十分。訪れた人はその絶景に感嘆の声を漏らす。例年、10万人超が訪れる人気イベントだ。参加は無料。

雪の大谷

高さ20メートルの雪壁に囲まれた
「雪の大谷」を歩く

参加者には通行証をプレゼント。4月30日までは富山県認定のナチュラリストによる無料ガイドや除雪車「熊太郎」の展示、5月7日までは立山連峰を一望できるパノラマロードの開放、ソリで楽しむ雪の滑り台など楽しみは尽きない。

6月に入っても雪の大谷の高さは昨年で12メートル超とまだまだ健在。20日まで雪遊び広場も開設され、初夏まで楽しめる。

問い合わせは、立山黒部貫光営業推進部 電話076―431―3331。

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