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瀬戸内広島で船旅島旅(2) 潮風感じて県内を周遊

16/08/16

呉からは、宮島へ船で移動。定期航路ではなく、キャンペーン特別航路「呉・宮島ブルーライン」だ。わずか45分で結び、鉄道と連絡船の乗り換え利用と比べて所要時間は約半分。7月2日―11月27日の土日祝日だけの運航がもったいないと思える便利さだった。

広島でかみしめる平和のありがたさ

今年12月に世界遺産登録20周年を迎える嚴島神社では、ちょうど干潮時だったので大鳥居の真下まで行けた。宮島観光ガイドの山中亮一さんの言われるまま、平清盛公になった気持ちで歩いた。「平安時代とほぼ同じの景色ですよ」。

嚴島神社

嚴島神社大鳥居の
真下まで行く

広島市内では7月11日がプレオープンの「おりづるタワー」を見学した。タワーは地上14階、地下2階建てで、13階部分が展望スペース。オバマ大統領も訪れた平和記念公園、宮島と同じく世界遺産20周年を迎える原爆ドームを間近に望むことができる。広島の新しいランドマークになりそうだ。

おりづるタワー

おりづるタワーからの眺望

実は、プレスツアーはここで終わりだったのだが、広島県観光連盟の梅木敏明専務理事に聞いた江田島の「海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)」の見学会に参加した。現在は海上自衛隊の幹部候補生を育成する学校だが、かつては若者が羨望した海軍兵学校だった。

校内の教育参考館には旧海軍関係の資料など1万4千点あまりを展示。厳粛な気持ちで平和のありがたさをかみしめた。見学会は無料。ガイドが付き平日は3回、休日は4回実施している。年間約7万人が訪れている。

ガイドに勧められた「幹部候補生が食べるから味が違うよ」という限定レトルトカレーを購入し帰路についた。

(荒木真人)

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