高知幕末維新博、春から「第二幕」へ 大阪で説明会開きアピール
高知県で昨年3月から実施している歴史をテーマにした「志国高知・幕末維新博」の第二幕が4月21日から始まる。このほど、大阪市内のホテル開いた説明会で、旅行会社に商品造成、送客をアピールした。
第二幕の目玉となるのが高知県立坂本龍馬記念館。リニューアルのため閉館していた同館は、第二幕開幕日の4月21日にグランドオープンし、第二幕を盛り上げる。既存の本館と渡り廊下でつながる新館は、地上2階建て、地下1階の鉄筋コンクリート造り。新館のテーマを「龍馬と心通わす」とし、龍馬の生涯を誕生から江戸での修行、脱藩、勝海舟との出会い、薩長同盟、大政奉還に至るまで実物の資料の展示を通して紹介する。
本館は「龍馬と遊ぶ」をテーマに、見て触れることで日本から世界へ羽ばたく龍馬の精神に触れる体験型施設になっている。
このほか第二幕の開幕にあわせて県内各地の旅の拠点となる地域会場をリニューアルし、パワーアップする。本山町の大原富枝文学館が新たに地域会場に加わったほか、改装中だった土佐清水市のジョン万次郎資料館や四万十市立郷土資料館、梼原町の梼原千百年物語りもリニューアルオープンする。
また4月21日には第二幕開幕記念として「咸臨丸でゆく、龍馬クルーズ」を企画し、土佐の日曜市と塩タタキで味わう「生鰹の藁焼きタタキ体験」を着地型商品として開発、販売を行う。
説明会では高知県観光振興部の吉村大副部長が4月20日まで実施する第一幕の状況を報告。1月25日の時点で、維新博23会場で合計140万人を超える来場者があり、当初の目標を大幅に上回る入り込みがあることを伝えた。
さらに吉村副部長は「維新博第二幕は、高知城歴史博物館に加え、坂本龍馬記念館や地域会場も出そろう歴史の祭典になる。ぜひ送客をお願いしたい」と呼びかけた。
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