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西は新規就航方面強化で関空盛り上げ JTBWV、ルック上期商品発売

15/01/28

JTBワールドバケーションズ(北島文幸社長)は1月16日、海外旅行パッケージツアー「ルックJTB」の2015年度上期(4―10月)商品を発売した。新シリーズ「世界の絶景」の投入や14年度に登場させた個人型パッケージツアー「エアホ」の充実、羽田・成田発着商品や新規就航路線の商品拡充を図り、全国計の年間販売目標人員は14年度見込124万6千人から8%増となる135万人の取扱を目指す。

西日本発商品は、関西空港から路線が拡大する方面の商品を充実させた。JAL・ロサンゼルス線のアメリカでは「女子旅」、エア・カナダ・バンクーバー線のカナダでは「プリンスエドワード島」、フィリピン航空・セブ線のセブ島では「プレミアムリゾート」などの商品を投入。7―8年ぶりに関空線が就航する方面を重点方面に据え、盛り上げを図る。

大阪市中央区のJTBビルで1月14日に開いた新商品発表会で同社の川口一成常務は「海外旅行は昨年苦しんだが、今年はどんどん出かけてほしい。路線拡大を生かし積極的に展開していくことで、関空全体の盛り上げにもつなげたい」。商品拡充で海外への送客を促進することで関空を活性化、さらなる路線拡大へもつなげようと先を見据える。

チャーター便の増強も重点施策の1つ。ボルネオ島やスイス、ハワイ、グアムへのチャーター便商品を展開。ハワイやグアムへは定期便だけでは需要をまかなえないとあって、全体で座席数は前年同期比260%と強気の拡大策で臨む。

祭りや鉄道をテーマに3年間展開してきた「世界」シリーズの今年度は「旬」がテーマ。春のカナダはバンデューセン植物園のキバナフジ、夏のスペインはトマト祭り「トマティーナ」などベストシーズンにこだわった商品を設定した。

昨年度から始まった「エアホ」は23都市・27コースから58都市・96コースに大きく拡充。販売期間も半期から約300日前までの年間販売へと変え、西日本発では昨年の約5倍となる2千人の利用を目指す。

西日本発の14年度販売見込人員は円安が大きく響き、前年対比10%減の2万9千人に留まった。15年度は「消費経済の向上と燃料費の低下で旅行者が増えそう」(川口常務)と同7%増の3万1千人を目標に据えた。

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