“HOK”への期待
協同組合大阪府旅行業協会と京都府旅行業協同組合、兵庫県旅行業協同組合の3つの旅行業協同組合が連携し共同事業を始めた(本紙5月10日号で既報)。それぞれの協同組合の頭文字を取って「HOK(ホコ)連絡会」と名づけられた。
3組合はここ数年、合同の研修会などを開き交流を重ね、それぞれの持ち味を生かせる連携を模索してきた。その結果、手始めに取り組んだのは京旅協が単独で企画・販売してきた「まる得ユニットプラン」の共同販売。3組合加盟の182社のスケールメリットを生かし送客力をあげることで、受入機関に存在感を示そうというわけだ。
従来、受入施設側から「現地旅館で各協同組合の存在を知っているのはクーポンを扱う精算担当者だけ」と指摘されてきた。大手旅行会社の商品の数多くを組合加盟の旅行会社が販売していることも知られていないと聞く。
組合単独の商品を造成して集中送客を行い、組合の存在感を現地にアピールできれば現地施設の認識が変わる、と何度も言われてきたが実現できなかった。
今回、3つの旅行業協同組合が結束して単独の企画商品を販売することで送客の実績を残し、現地施設の旅行業協同組合への認識が変わることを期待したい。
(トラベルニュースat 18年5月25日号)
- 発地と着地の新たな連携(24/04/26)
- 城西館150年の理由(24/04/12)
- 岩木語録が伝える「情」(24/03/27)
- 北陸応援割に思う(24/03/13)
- 応援割の混乱をプラスに(24/02/28)
- 非常時に発揮するGNN理論(24/02/10)
- 北陸への送客支援を(24/01/25)