多摩・島しょに体験エンタメを 東京の幅広い魅力―大自然生かせ(1) 東京都がモデルPJ報告会
多摩・島しょの自然を活用した新たな体験型エンターテインメントの創出を支援しようと、東京都が実施した「Nature Tokyo Experience」モデルプロジェクトの報告会が2月8日、東京・代官山で開かれた。
都市型観光として世界からも注目される東京だが、東京都の西部に位置する多摩エリアは奥多摩町の全域、檜原村の広い範囲が秩父多摩甲斐国立公園に含まれ、伊豆大島、三宅島、八丈島などの島しょエリアの広い範囲は、富士箱根伊豆国立公園に属するなど自然の宝庫でもある。
東京都では、こうした東京の多様な魅力を発信し、実際に訪れたくなる体験を創出しようと、2017年度事業として民間事業者よりプロジェクトを公募し、3つのプロジェクト事業を選定。プロジェクトの広報活動だけでなく事業者と地元自治体の仲介、自然公園法など関連法令などについてのアドバイスなど多岐に渡って支援してきた。
報告会では、奥多摩町に常設のグランピング場「Circus Outdoor Tokyo」を開業した「NOX Intervillage」の石山学CEO、多摩と島しょを食でつないでいくイベント「TOKYOガストロノミーツーリズム」を展開したUSPジャパンの横澤武留エグゼクティブプロデューサー、八丈島に優雅に星空を観察できる施設「星降るプレミアムデッキ」を開設したアカツキライブエンターテインメント小谷翔一執行役員の3氏が成果を発表。事業に携わった地元自治体関係者が官民協働のメリットや今後への期待を述べた。
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