ポニーキャニオン東京に沼津市のデスク
静岡県沼津市は7月25日、東京・六本木のポニーキャニオン本社で会見し、沼津市の首都圏での情報発信を強化するため、ポニーキャニオン内に「沼津市観光プロモーション東京デスク」を設けると発表した。ポニーのネットワークを通じて、メディアへの情報や映像提供を行い、沼津市の魅力を発信する。
ポニーはコンテンツ制作、プロモーションのノウハウを地方創生に活用しようと、17年にエンターテインメント業界初の自治体・地域団体協業専門部署「エリア・アライアンス部」を設置し、地域との連携に取り組んでいる。ポニーが地方自治体の首都圏への情報発信機能を担うのは、三重県桑名市に次いで2例目。
会見で賴重秀一沼津市長は、「行政と民間企業が車の両輪となって、観光プロモーションを行うケースは、まだまだ珍しい取り組みであり、可能性に満ち溢れている」と期待を込めた。
また、ポニーの吉村隆社長も、「これまで培ってきたノウハウを活用して、沼津市に人を呼び込めれば」 と応じた。
沼津市は東京から約1時間。東名道や新東名道と伊豆縦貫道の接合点で、伊豆半島の玄関口に当たる。
水深2500メートルと日本で最も深い駿河湾に面し、伊豆半島の付け根の戸田港から御浜崎越しに望む富士山の眺望は見どころの1つ。
戸田港には、駿河湾深海生物館(水族館)があり、世界最大のタカアシガニをはじめとする駿河湾の深海生物が展示されている。漁港周辺にはタカアシガニの料理を出す食堂がいくつかある。
沼津市では、首都圏に向けた観光プロモーションとして深海魚の周知にも力を入れている。
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