新列車、2次交通充実で来夏DC盛り上げ JR北海道が商品説明会
11/11/24
JR北海道は11月4日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で2012年春夏に向けた商品説明会を開いた。北海道観光振興機構による観光プレゼンテーションとの併催で、参加した旅行会社ら約100人に臨時列車や2次交通でめぐる北海道観光を紹介した。
来年の春夏は、7―9月に北海道でデスティネーションキャンペーン(DC)が開かれるとあって、盛り上げに注力。同社鉄道事業本部の綿貫泰之営業部長は、あいさつで「来年のDCでは新列車、2次交通の充実で、北海道でしか味わえない旅を提供していきたい」と意気込みを示した。
函館・大沼エリアでは、函館とニセコ、札幌を結ぶ「特急ヌプリ」が8月に運行。松前観光を含む周遊バス「ツインクルバス津軽海峡グルメ号」も新登場する。自然の彩りを楽しむには、松前で桜の季節に「松前夜桜バス」、富良野で初夏から初秋まで「特急フラノラベンダーエクスプレス」を提案。道東では自然溢れる景観の花咲線で「快速北太平洋花と湿原号」が夏休み期間に運行され、旭川では「特急旭山動物園号」が来夏も子どもたちの人気を集めそうだ。
また、DCの開幕、閉幕にあわせて懐かしの客車列車が復活。「北海道一周号」として7月に「ニセコ」「エルム」「狩勝」「大雪」「まりも」がお目見えする。
これに先駆けて北海道観光振興機構が「北海道DCプレゼンテーション」を実施。函館・松前・大沼は歴史散策と自然体験、札幌・小樽・ニセコは体験型観光、富良野・美瑛はアート、オホーツクは歴史とオホーツク文化、十勝はスイーツと庭園など、各エリアが地域の魅力を前面に押し出した旅を紹介した。
北海道DCは「こころにくる旅。キュンと北海道」をテーマに、地元の食や体験を通してスローステイを提案する。