来年「しまね神話博」 島根県、古事記の舞台アピール
11/12/15
島根県はこのほど、大阪市北区の帝国ホテル大阪で関西地区島根県観光情報説明会を開いた。来年7月21日から114日間開催する「しまね神話博」や、10―12月の山陰デスティネーションキャンペーン(DC)などを紹介、溝口善兵衛知事は「山陰を盛り上げ、全国の皆さんに楽しんでもらおうと計画しています」とアピールした。
神話博は、日本最古の史書「古事記」が来年に編さん1300年を迎えることから企画。古事記に書かれている伝承の3分の1は出雲が舞台で、出雲大社や神楽など神話時代を彷彿させる資産が県内に数多く伝わる。会場は、出雲大社に隣接する古代出雲歴史博物館前に特設し、神話の世界を映像や語り部ガイドツアーで紹介する。県内の回遊性を高めるため、須佐神社などパワースポットを巡るバスの運行も計画している。
説明会では、出雲市出身の料理研究家、園山真希絵さんが自ら考案した女性向け1泊2日のプランを提案。「島根は、心の琴線に触れるような出会いがある県です」と話し、集まった旅行会社関係者に魅力を訴えた。