秘境対決―八番勝負 徳島・大歩危祖谷VS高知・あしずり、フェイスブックで投票
徳島県の大歩危・祖谷温泉郷と高知県のあしずり温泉郷がフェイスブックで、どちらが「秘境」として魅力的であるかを競う「海の秘境・山の秘境対決~冬の陣八番勝負」を展開中だ。対決は3月6日まで行う。
「秘境」をアピールしようと、徳島県・にし阿波観光圏と高知県・四万十・足摺観光圏の宿泊重点地区の大歩危・祖谷いってみる会(植田佳宏会長=ホテル祖谷温泉)とあしずり温泉協議会(田村卓実会長=足摺国際ホテル)が連携した。2つの会で構成した「四国足摺 大歩危・祖谷 海の秘境VS山の秘境プロジェクト」が実施団体となっている。
四国運輸局と四国4県でつくる四国ツーリズム創造機構の「広域観光ブランディングに関する調査事業」として実施。「絶景」「お鍋」「湯めぐり」など8つのテーマ別に、1週間の投票期間を設定し、その都度動画などをアップしている。
例えば「絶景」では、祖谷川沿いに広がる祖谷渓と足摺岬の展望台からの眺望を紹介し、投票の多かった方が勝者となる。8テーマとも同様の「対決」を行い勝者を決める。
敗者は勝者の地域に出向いて観光地の清掃や勝者地域のパンフレットを敗者地域の法被を着て駅などで配布する。さらに投票の結果で負けた地域は自腹で勝った地域の宿泊施設へ5組10人を招待するという"罰ゲーム"も用意している。
また、宿泊に結びつけることを目的に、同様の対決を4月30日まで「5番勝負!」として楽天トラベルサイト上でも実施。対決項目は「秘境」「絶景」「温泉」「料理(鍋)」「もてなし」。勝負に負けた地域の罰ゲームはフェイスブック対決時と同じになっている。
2地域の楽天トラベルサイト上で「海の秘境VS山の秘境」のタイトルが付いているプランで宿泊したお客にはフロントで投票券を渡し、項目ごとにどちらがよかったのかを投票してもらう。
期間内に2地域の宿泊施設に泊まるのが条件だが、楽天スーパーポイント3千ポイントが付く。
2つの観光圏が項目を分けて魅力を競う対決するといった取り組みは珍しく、どれだけの参加者があるのか注目したい。