設立10周年で記念事業 関西クルーズ振興協議会
12/07/13
関西クルーズ振興協議会(石津緒代表世話人=近畿運輸局長)は6月22日、神戸市中央区の神戸港中埠頭で2012年度総会を開いた。今年で協議会設立10周年を迎えることを記念して、同港に停泊していたクルーズ客船「にっぽん丸」船内での総会となった。
石津代表世話人はあいさつで「10周年は会員皆さんのご協力のたまものです」と感謝を述べ、「今後も広く関西圏のクルーズ、地域振興に寄与できることを願っています」と話した。
また、観光庁の井手憲文長官からの「クルーズ振興はインバウンド推進をはじめ観光庁の方針にとっても重要」と今後の協議会の活躍を期待するメッセージも読み上げられた。
議案はいずれも承認、可決。今年度は10周年記念事業として新日本海フェリー「すいせん」など新造フェリーの回航時に体験航海を実施するほか、7月に神戸港に入港する外航客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」をはじめ客船入港の際にクルーズセミナーを開く。関西国際空港主催の「関空旅博」へのブース出展など広報活動、モニタークルーズ、外航客船の誘致、内陸部の観光地との連携などにも引き続き取り組む。
また、この日は10周年を記念して作った冊子「協議会10年史」も会員に配布。総会終了後には「にっぽん丸」船内の視察も行われた。