遷宮機に観光アピール(2) 三重県・来春から大型観光CP
12/11/16
三重県はこのほど、大阪市北区の大阪国際会議場で観光情報提供会を開き、マスコミ関係者ら約70人に遷宮などをアピールした。
県観光・国際局の加藤敦央局長はあいさつで、神宮式年遷宮と2015年の熊野古道世界遺産登録10周年に向けて来年4月から大型観光キャンペーンを実施すると発表した。11月3日には伊勢市でキックオフイベントを行う。「来年、東京・日本橋に県の営業拠点を開設します。同じ日本橋に拠点を持つ島根県と連携して情報を発信していきます」と話した。
皇學館大學非常勤講師の千種清美さんは「永遠の聖地、伊勢神宮」と題して講演。遷宮の日はまだ正式に発表されていないが、千種さんは「内宮が10月2日、外宮は5日だと思います。江戸時代からずっとこの日です。正式には来年3月に発表されます」とした。
また、20年に一度式年遷宮を行う理由を「近い未来が約束されている『常若』という神道の考えに基づくものです。それを繰り返すことで永遠を意味し、永遠の聖地なのです」などと話した。
また、遷宮を記念して10月―翌年3月に展開している「伊勢志摩キャンペーン」は来年、7月からに前倒し。近鉄も新型観光特急「しまかぜ」を3月から走らせる。
連携事業の一環として島根県大阪事務所の松尾周一郎さんが出雲大社の遷宮を紹介。直近の情報として11月に行われる神在祭について「縁結びの神様、出雲大社でも最高にご利益のある縁結大祭が今年は、なんと特別に2回(11月28日と30日)もあります」などと話し会場を沸かせた。