富士急行、3月22日から「岩手きずな号」運行 初の東京―東北結ぶ夜行バス
13/03/07
富士急行と同社の子会社・みちのりホールディングスは3月22日から、東京と岩手を結ぶ高速夜行バス「岩手きずな号」を運行する。富士急グループとして東京―東北間の高速夜行バスの運行は初めて。
同バスは岩手県久慈市からの要望を受けて設定。岩手県北部と首都圏の移動・交流を促し、震災復興のほか、久慈市が舞台のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の4月からの放映を機に、観光振興面での貢献も期待される。
運行ルートは東京・田町駅や六本木ヒルズ、東京駅八重洲口などから岩手盛岡駅西口、八幡平、二戸駅西口などを経由して久慈駅前へ向かう。発着時間は田町駅22時7分発―久慈駅前9時50分着と、久慈駅前20時5分発―田町駅7時38分着。両社の子会社であるフジエクスプレスと岩手県北自動車が運行する。
運賃には一定の幅で変動可能な「幅運賃制」を導入。東京都区内からの大人片道の料金は盛岡駅西口が4400円から、八幡平が4800円から、久慈駅前が6千円からなどで、乗車時期などの条件で変動する。