コンディション良、施策奏功し入場者5%増 東急リゾート運営スキー場
13/05/30
東急リゾートサービスは、運営スキー場(提携含む)10施設の2012年11月―13年5月期の来場実績をまとめた。入場者は全施設合計で前年同期比約5%増の187万6千人。伸び悩むスキーリゾートにとって明るい話題だ。
施設別では、長野県・戸隠スキー場、福井県・スキージャム勝山が同11%増、群馬県・たんばらスキーパークが同10%増と躍進。北海道・ニセコマウンテンリゾートグラン・ヒラフや長野県・タングラムスキーサーカスなども伸びを示し、10施設中7施設が前年を上回った。
同社では好調だった要因を、降雪が豊富だったこと、全コースオープン日が前年より早まるなどコースコンディションが良好だったことが主な要因と分析。加えて各施設が誘客施策を重点的に実施したことも功を奏したとしている。
たんばらスキーパークでは、新設した子ども専用のスキースクールに約6千人が参加。全施設で展開したキッズパークも好評を得るなど、ファミリー向け施策が人気を呼んだ。
また、ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフでは休憩スペースを備えたスキーセンターを新設するなど設備増強を実施。インバウンドの誘客も強化し、同43%増の14万9千人が利用した。