智頭での暮らしを楽しむ 8月4日に「まるごと民泊」/鳥取
13/07/24
鳥取県智頭町で8月4日、町内30の民泊家庭が農業体験や郷土料理で観光客を迎えるイベント「智頭町まるごと民泊」が行われる。町中心部の智頭宿駐車場をフロントに見立て、町内の各所で体験、観光プログラムを設定。各民泊家庭が工夫をこらしてもてなす。
智頭町では数年前から、町の呼びかけで民泊がスタートした。現在、約40家庭が民泊として観光客を受け入れており、一緒に食事をし過ごすことで心の触れ合いが生じ、リピーターも少なくないという。
まるごと民泊は、民泊の魅力を町外にアピールしようと今夏初めて実施する。まずは"フロント"で「1デイパス」を大人1千円、子ども800円で購入。それぞれ特色ある体験やイベントを実施している5地区へループバスで移動する。各地区ではカフェを特設しているほか、豆腐づくりや野菜収穫と川遊びをセットした1日コース、木工体験や森のアロマづくり、クロモジ香り袋づくり、そば打ち体験などができる。ドラム缶で焼いたピザや柿の葉寿司、笹巻きをつくり味わうメニューもある。各体験は別途500-2500円の料金がかかる。
町の森の中で子どもを保育している「森のようちえん」体験会も3、4日に行われる。豊かな自然の中で子ども育む幼稚園として全国的な注目を集めており、この2日間は特別に大人5千円、子ども3千円で体験できる。料金には昼食代が含まれている。
町山村再生課の芦谷健吾さんは「イベント前日の3日から民泊して、4日は智頭の魅力を堪能してください。民泊したご家庭の一員として、お客さんをもてなすのも楽しいのではないでしょうか」。迎山恵一さんも「夏休みのいい思い出になると思います。ぜひお越しください」と話している。
問い合わせは、智頭町民泊協議会 電話0858-75-3117へ。