黒部峡谷の魅力を知る 欅平ビジターセンターがオープン/富山
13/09/02
富山県黒部市の黒部峡谷・欅平にこのほど、「欅平ビジターセンター」がオープンした。写真や映像で黒部峡谷の自然の魅力を伝えるもので、峡谷観光の拠点としての役割も期待されている。
同センターは旧センターから一新させようと2009年度に着工。環境省が整備を進めていた。管理運営は黒部市。黒部峡谷鉄道・欅平駅徒歩1分とトロッコ電車観光が魅力の同鉄道と組み合わせての利用が見込まれる。
建物は山小屋風の外観で、2階建て、広さは延べ約300平方メートル。黒部峡谷の自然や地形、ツガや姫青木などの植物、ニッコウイワナやオコジョといった生息する生きものなどをイラストや写真で紹介するほか、60インチの大型モニターを使って峡谷の自然美が楽しめる「黒部峡谷ライブラリー」も用意し、欅平周辺の楽しみ方を伝える。
また、地元の自然解説員(ナチュラリスト)によるガイドツアーも11月30日まで毎日実施。1日4回、奥鐘橋や人喰岩、足湯がある河原展望台などを散策する。
登山道の状況なども知ることができ、同センターでは「散策や登山の前にはぜひ立ち寄ってほしい」と呼びかけている。
入館は無料。開館時間は10―17時。