嵐山は元気です! 復旧急ピッチ、"錦秋"楽しんで/京都
13/09/20
9月15―16日の台風18号による豪雨災害に見舞われた京都市・嵐山だが、復旧は急ピッチで進んでいる。秋の行楽シーズンを間近に控え、早くも通常通りの観光が楽しめるレベルまで回復している。
嵐山のシンボル・渡月橋は桂川が溢れ冠水したが、すでに通行を再開。渡月橋や長辻通では観光客の往来が見られ、いつもの風景が戻ってきた(写真)。渡月橋周辺で被害が大きかった一部の店舗、旅館ホテルを除き、寺社や観光施設、土産物店など大半は平常通り営業している。
また、9―10月のイベントもほとんどが予定通りに開催となる。主なイベントは次の通り。
▽大覚寺・大沢池「観月の夕べ」...9月19―21日▽落柿舎「去来祭」...10月14日▽野宮神社―船着場「斎宮行列」...10月20日▽宝厳院「洛西の名園特別公開」...12月8日まで▽大覚寺「秋季名宝館」...10月4日―12月9日▽神護寺「五大虚空蔵菩薩像御開帳」...10月12―14日▽弘源寺「秋の特別公開」...10月12日―12月8日
レストラン嵐山の田村眞一専務は「当店は浸水はほとんどなかったため、翌日には営業を再開しました。しかし、風評被害には困っています」と訴える。
これからは秋本番。大賑わいの季節がやってくる。「まもなく河川敷も整備される見込みです。被害を受けた旅館も含め嵐山一体でお客様をお迎えすることができます」。
京都市全体で見ても、京阪電鉄京津線・御陵―浜大津間を除いて運転を再開。市内の観光地では文化財などに一部被害が出たが、普段と変わらない観光地の風景となっている。