10月から記紀、万葉ゆかりの旅キャンペーン/奈良
古事記や日本書紀、万葉集とゆかりの深い奈良県の魅力に特化したキャンペーンをJR西日本と近鉄、奈良交通、奈良県の4県が共同で行う。山の辺の道や明日香、吉野などに設置されたスタンプラリー、古事記ガイド列車の運行、ウォーキングイベントなどを実施し、秋の大和路に親しんでもらう。
キャンペーン「なら記紀・万葉」なら大和路探訪キャンペーン2013~古事記縁(えにし)の旅は天理市、橿原市、桜井市、御所市、明日香村、吉野町の4市1町1村を実施エリアに、10月1日―12月31日に開催する。
「縁結びビンゴ・スタンプラリー」は天理市の石上神宮、桜井市の大神神社、橿原市の橿原神宮、明日香村の県立万葉文化館、御所市の葛城一言主神社、吉野町の吉野歴史資料館など、記紀・万葉ゆかりのスポットに設置されたスタンプを集めて回る。集めたスタンプによってエリア制覇賞、ビンゴ賞、全エリア制覇賞が設けられており、抽選で地酒やお菓子など地元の特産品がもらえる。「なら記紀・万葉フォトコンテスト」は、キャンペーン実施エリアに点在するゆかりのスポットの風景写真を募り、優秀作品は奈良県庁などに展示するほか抽選で特産品をプレゼントする。
クラブツーリズム専用列車「かぎろひ」を近鉄名古屋駅から西ノ京駅まで運行し、車内で記紀にまつわる講演が行われる「講演会トレイン」は、10月26日と27日の2日間実施する。クラブツーリズムの日帰りツアーで、旅行代金は9980円。JR桜井線(万葉まほろば線)では11月2-4日の3日間、古代衣装をまとった劇団員による古事記の解説がつく「古事記ガイド列車」が走る。奈良駅と畝傍駅を午前と午後に1往復する。出発前には両駅で劇団員の寸劇もある。通常運賃で乗車できる。
古事記ガイド列車の運行に合わせて、畝傍駅から藤原宮までをボランティアガイドの案内で歩くウォーキングイベントが3日間とも行われるほか、3日には橿原市の市立かしはら万葉ホールで浜村純さんの「記紀万葉」講演会もある。講演会は事前申し込みが必要。問い合わせはJR西日本近畿統括本部営業課・観光推進室TEL06-7668-7081へ。
そのほかキャンペーン実施エリアを周遊しやすいよう、桜井駅から石舞台、御所駅からかもきみの湯間などのアクセスバスが増便、臨時運行される。