新幹線で近くなる 新潟県、関西からの誘客強化(1) 観光商談会・東京
13/10/17
新潟県観光商談会と観光交流会が9月、東京と大阪で相次ぎ開かれた。新潟県観光協会と新潟県旅館ホテル組合が主催したもので、来春に新潟DC(デスティネーションキャンペーン)が行われることを紹介し首都圏や京阪神の旅行会社に送客を呼びかけた。
2015年春に北陸新幹線が延伸開業すると、新潟県には上越妙高駅、糸魚川駅の2つの停車駅ができる。そこで新潟県では県内に上越新幹線と2つの新幹線ルートができることを活用した観光誘客に力を入れようとしている。特に関西圏市場を対象に、両新幹線と佐渡などの海上路を組み合わせた周遊観光ルートのアピールを強めている。
東京では11日、東京・池袋のホテルメトロポリタンで開かれた。新潟県の泉田裕彦知事、観光庁の久保成人長官が出席。泉田知事はあいさつで「今度のDCでは関西から集客するネットワークをつくりたい。ぜひ、新潟の春を楽しんでもらいたい」と話し、残雪のなかの新緑のすばらしさや、県内の花の名所などを具体的に紹介した。
また、久保観光庁長官は「13年に日本全体で訪日外国人旅行者1千万人を達成したい。インバウンドにも尽力をお願いしたい」と期待を示した。
交流会の前に行った観光商談会では、新潟県の田村定文観光局長が「うまさぎっしり新潟 春の観光キャンペーン」(新潟DC)について、「食、花、雪、酒、匠の5つをメーンコンテンツに新潟の春の魅力を提案していきたい」と紹介。「にいがた朝ごはん」や「にいがた地酒」の展開について説明した。
→新幹線で近くなる 新潟県、関西からの誘客強化(2) 観光商談会・大阪に続く
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