うまい酒と肴味わう　大阪で新潟の魅力に迫るゼミ

関西人に新潟の魅力を知ってもらおうと開かれている「新潟のええとこ・うまいもんゼミナール」。最終回の５回目は２月26日、大阪市北区のグランフロント大阪で開催された。テーマは「新潟の地酒とうまい肴を味わう会」。

講師は、きき酒師の資格を持つエッセイストの葉石かおりさんが務めた。

県内に約90ある蔵元から葉石さんが選んだ３種類の地酒が会場に持ち込まれ、地酒の特徴にあった佐渡産の丸干しイカ、栃尾の油揚げ、村上産鮭の焼き漬け、新潟直送の寒ブリのブリしゃぶを味わった。

葉石さんは酒の肴の選び方について「濃い味の料理には濃厚なお酒、淡白な味の料理には淡麗なお酒といったようにバランスを同じにすることがポイント」とアドバイスした。

さらに(1)旨みが増す(2)臭みが緩和する(3)味全体が引き締まる(4)味全体を整える(5)味に丸みを与えるといった効果が酒にあることから「日本酒をもっと料理に活用しましょう」と呼びかけた。

新潟県観光協会の吉川孝之常務理事は「来年には北陸新幹線が開業し新潟に来やすくなるので、ぜひ新潟で地酒と料理を味わいに来てください」と話した。