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"遷宮"の勢いを持続 県が情報提供会/三重

14/04/18

三重県や各市町、県内観光関係企業などでつくる三重県観光キャンペーン推進協議会はこのほど、大阪市北区のハートンホテル北梅田に関西のメディア関係者を招き、観光情報提供会を開いた。昨年の伊勢神宮式年遷宮年で盛り上がった勢いを持続させるべく三重県観光の魅力を紹介した。

県観光・国際局の加藤敦央局長はあいさつで、昨年の伊勢神宮の参拝者は過去最高の1420万人だったことを踏まえ、「遷宮は今年も12の別宮で行われ、熊野古道伊勢路も今年は世界遺産10周年と見どころは続きます。官民一体でおもてなししたい」。

昨年4月に始まった全県で展開する観光キャンペーン「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」。賞品が当たるスタンプラリーへの参加や特典が受けられる「みえ旅パスポート」は配布の年間目標10万部を上回る20万部超で推移する好調ぶり。加藤局長は「県内周遊を楽しんでもらうベースができた」と評価する。

そのほか、パスポートの発給などを行う観光拠点「みえ旅案内所」や、津市美杉町を舞台にした映画「WOOD JOB!」など受け入れ態勢や話題が充実する。

県内各市町からも旬の情報を紹介。松阪市は松阪牛が味わえる市内飲食店をまとめたパンフ、明和町は遷宮に関係の深い「斎王の都」としての歴史をPRした。伊勢志摩地域では今年も「伊勢志摩キャンペーン」の実施が決定、鳥羽市では7―9月にイルミネーションと花火で彩る「ナツトバ」を開催する。

世界遺産10周年を迎える熊野古道伊勢路では、紀北町が馬越峠散策と地元グルメ、熊野市は市内の鬼ヶ城など世界遺産スポット、東紀州地域全体では受け入れ準備が進むことをアピール。4月19日には津市に三重県総合博物館「MieMu」がオープンすることも話題だ。また、三重県と誘客連携を図る奈良県からは社寺や女子旅などの切り口で周遊を促す「巡る奈良」事業が紹介された。

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