バス旅行助成し誘客 鳥取県観光連盟、大阪で観光説明会
15/06/01
鳥取県観光連盟は5月12日、大阪市北区の鳥取県関西本部交流室で観光情報説明会を開いた。個人旅行、団体系旅行の担当者約20社50人に最新情報を紹介した。
はじめに観光連盟の新貞二専務理事があいさつし「県外からの入込観光客では関西がもっとも多く、ここをさらに厚みを持たせたいと考えています。ただ、貸切バス運賃制度の改正で4月から影響が出ています。バス旅行などの助成金を活用いただき送客をお願いしたい」と要請した。
県観光連盟で用意した補助金、助成金は▽20人以上でバス利用の宿泊団体が対象のきなんせとっとりツアー誘致事業(バス1台当たり3万円を補助)▽鳥取、島根両県で各1泊以上し、団体バスで巡る山陰周遊旅行商品造成支援事業(同6万円)、同じくレンタカーで巡る支援事業(1事業所あたり上限100台、40万円)▽山陰海岸ジオパークの旅行商品を対象にした商品造成支援事業(1―25万円)―など。「ぜひ活用いただき商品化につなげてほしい」(平松則彦プロモーター)。
観光情報では、県西部が米子市のJR後藤総合車両所や航空自衛隊・美保基地、お菓子の壽城を見学する「大人達の社会見学」などをPRした。県中部では日本遺産第1号に選ばれた三朝温泉と国宝投入堂の「六根清浄と六感治癒」など、東部は今年10月31日から来年1月3日まで初めて行われる「鳥取砂丘光のアートフェスタ」を紹介した。
このうち鳥取砂丘―は「星空のツリー」と題し、上空7千メートルまで照らすサーチライトが見どころ。光の発射台に入ることができ、満天の星空に願いを込めるという趣向だ。同時開催の砂の美術館の入館料大人600円だけで体験できる。主催する鳥取市ではイベントに合わせて、関西の旅行会社限定のバスツアー支援補助金も予定している。