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東京都心に50年ぶりに海水浴場 葛西海浜「西なぎさ」

15/07/27

この夏、東京都心に50年ぶりに海水浴場が復活した。7月18日、江戸川区の葛西海浜公園の人工海岸「西なぎさ」で海開きが行われ、数年前から同エリアの水質改善や海水浴場の復活に向け取り組んできた地元NPO法人「ふるさと東京を考える実行委員会」の関係者や海水浴客らが参加し、海開きを喜んだ。

東京区部の海水浴場は、高度経済成長期の1960年代に東京湾の水質が悪化し遊泳が禁止され、以来、大島や八丈島など伊豆諸島や小笠原諸島などの島しょ部を除き海水浴場は姿を消していた。近年では水質改善に伴い、葛西臨海公園の一部海岸や江東区のお台場海浜公園では海に入っての水遊びは認められていたが、海水に顔を付けたり遊泳することは禁止されていた。

このうち葛西海浜公園「西なぎさ」では、都から許可を得たNPO法人が2013年から、夏休みの土日限定で海水に顔を付けないことを条件に、海水浴体験イベントを開くなど、海水浴場復活に取り組んできた。

海水浴場は東京都の海水浴社会実験として試験的に復活されるもので、この夏は7月18日―8月30日の土日祝日と8月10―14日のお盆期間中の計20日間、いずれも10時―16時まで遊泳が認められる。都では需要や安全性を確認したうえで、来年以降の期間を限定しない海水浴場の復活も検討することにしている。

葛西臨海公園は25年前に埋め立て地を造成して整備された81ヘクタールの自然豊かな公園で、敷地内に観覧車やバーベキュー会場、水族館などが点在し、都民のレジャースポットとなっている。

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