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過去最高の16億2千万円 東京都、14年度の宿泊税収入

15/08/27

東京都が7月30日に公表した2014年度都税収入決算見込み額で、宿泊税収入が過去最高の16億2千万円だったことが分かった。都では02年10月から宿泊税を導入。宿泊料金が消費税抜きで1人1泊1万円以上は100円、1万5千円以上は200円を課税している。

これまでは07年度の14億1千万円が最高で、東日本大震災が起きた11年度は前年度比21.0%減と大幅な減収となり宿泊税収入は約8億円。12年度からは増収に転じて11億円(同30.5%増)、13年度は13億2千万円(同22.9%増)、14年度は16億2千万円(同23.5%増)と、3年連続で大幅な伸びを記録している。外国人旅行者の増加や、それに伴い新たに開業するホテルが増えていることが税収増につながった。

都内に約2千軒ある宿泊施設で課税の対象となったのは12年度が471軒、13年度が504軒、14年度が543軒と、こちらも増加傾向。都主計課によると「新設ホテルなど、新たに課税対象となった施設の増加に加え、主要なホテルからの税収もおしなべて増えている状況」。

宿泊税は全国の地方自治体で唯一、東京都だけが独自に課税している地方税で、税収は旅行者に分かりやすい案内標識の整備、観光案内所の運営、観光情報の提供、観光プロモーションなど観光振興のための事業にあてている。

現在、大阪府でも宿泊税の導入が検討されている。

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