北陸DCの幕開け 大阪で出発式やイベント
15/10/21
10月からスタートした北陸デスティネーションキャンペーン(DC)で、JR6社や北陸3県(石川・富山・福井)では大阪などでPRイベントを開催した。
DC開始後最初の週末となった3日、大阪駅で団体臨時列車の出発式が行われた。列車は、DCオープニングを記念し日本旅行がチャーター。特急サンダーバード車両と同型の681系を大阪―金沢間に走らせた。約330人が乗車し、6両編成はほぼ満席だった。車内ではスイーツの振る舞いや、じゃんけん大会など団体列車ならではの鉄道の旅を提供した。
出発前に、JR西日本大阪支社の国広敏彦支社長は「北陸地方と関西は昔から文化的そして人的交流のある地域です。このキャンペーンでさらに北陸地方の良さを味わってください」。
富山県大阪事務所の藤本治男所長は「北陸を堪能してファンになっていただき、2度3度と足を運んでください」と呼びかけた。
また9月19―20日には、大阪駅構内の時空の広場などで北陸3県のステージイベントを開催。山中温泉の芸妓が舞を披露したほか、ゆるキャラによる観光PR、3県の特産品が当たるガラポン抽選会などが行われた。
北陸新幹線の開業で首都圏からの入り込み客が増加する北陸3県だが、関西からも特急サンダーバードの乗車率は前年比100%を超えている。団体臨時列車の前に、日本旅行が10月1日出発限定で設定した「トワイライトエクスプレス車両で行く福井の旅2日間」も好評だったという。