「旅の図書館」、リニューアルへ一時休館/東京
15/10/22
財団法人日本交通公社が運営する「旅の図書館」(東京都中央区)が9月30日で一時休館した。本部の移転に伴うもので、2016年秋には南青山に完成する本部ビルに入居し、より一体的な運営で観光研究の専門図書館として再オープンする。
旅の図書館は1978年の開館。これまでに87万人が利用した。これまでの利用に感謝を示そうと、9月29日に開いた第5回「たびカフェ」には、特別ゲストとしてNHKおはよう日本の「季節の旅」を長年担当した青山佳世さんを招き、「日本の田舎は宝物」をテーマに約1時間半の講演会を開いた。
今回のたびカフェには財団の志賀典人会長も出席し、「来秋には蔵書を倍に増やしバージョンアップした旅の図書館を再オープンします。旅行愛好家のみならず観光研究者のニーズにも応えるだけでなく、たびカフェのような交流の場としても充実を図りたい」と抱負を述べた。