文化財の特別公開と呈茶体験 堺市秋の恒例行事/大阪
大阪府堺市の秋の恒例行事「文化財特別公開」が11月20―23日の4日間行われる。幽霊伝説が残る櫛笥寺が初公開されるほか、今年オープンしたさかい利晶の杜をはじめ市内各所で呈茶体験などの多彩な催しがある。堺観光コンベンション協会からは優待券を読者プレゼント。今年最後の3連休を堺で過ごしてみては。
特別公開は、大坂夏の陣で討ち死にしたと伝わる家康の墓が境内にある南宗寺の本堂、堺の豪商ルソン助左衛門の屋敷を移し国重要文化財に指定されている本堂や狩野派の障壁画がある大安寺などの寺社仏閣、鉄砲鍛冶屋敷の11カ所。いずれも通常は見ることができず、この期間のみで限定だ。初公開される徳泉庵の茶室「自笑庵」、妙法寺などでは呈茶体験ができる。
また、23日には水野鍛錬所で古式に則った日本刀の鍛錬が見学でき、国重文の山口家住宅では引札アート展や町家での呈茶もある。大仙公園の日本庭園では23日のみ紅葉のライトアップと演奏会が行われる。
今年は「千利休の生まれた街」と銘打って、南宗寺境内にある利休好みの茶室「実相庵」、大心和尚が描いた利休の掛け軸がある徳泉庵などが特別公開される。や紅葉のライトアップなど多彩なイベントもある。さかい利晶の杜や旧市街と、大仙公園、仁徳天皇陵古墳は循環バス「堺まち旅ループ」で結ばれている。
秋の特別公開にあわせて堺観光コンベンション協会から読者プレゼント。共通拝観券は、特別公開のうち拝観料が必要な6カ寺と、呈茶体験ができる5カ所を無料で利用できる。堺市博物館、山口家住宅、チベット紀行で知られる河口慧海が学んだ清学院の共通入館券もつく。通常は1枚1千円のところ、読者ペア10組にプレゼント。件名に「堺市・特別拝観券希望」と明記し氏名、住所、電話番号を書いて11月19日までに、info@travelnews.co.jpへメールを。当選者には拝観券を直接送付する。