森林セラピーの効果を可視化 智頭町観光協会がアプリ提供/鳥取
15/12/15
鳥取県の智頭町観光協会はこのほど、町で取り組んでいる森林セラピーの効果を可視化するスマートフォンアプリ「森林セラピーアプリby智頭町」の提供を始めた。ストレス度合いをチェックし、アプリ利用者に智頭町の森へ誘う仕組みも持つ。
アプリは、個人の脈拍から日常のストレス状態を判定するWINフロンティアのアプリ「ココロ炉」と連携し、鳥取市のLASSICが開発した。スマホのカメラに指先を30秒ほどかざすことで、ストレス度合いを測定。森林セラピー時と日常生活のストレス度合いの違いを「もりりん指数」で示す。指数が下がっていれば、智頭町へ森林セラピーに行くようメッセージが表れる。
智頭町の森林の動画や町からのお得情報などを画面に表示することもできる。アイフォン、アンドロイドいずれも無料でダウンロードできる。
また、同協会では12月から、森林セラピー体験を自宅や職場で再現するお土産「森のとびら~おうちで森林セラピー~」の販売も始めた。同月から、従業員50人以上の企業に義務化されたメンタルヘルスの面からも話題を集めそうだ。
森のとびらは、360度の動画と高音質の音声でスマホ上に森林を再現する「体験グッズ」をはじめ、森の匂いを再現するクロモジの「ハーブウォーター」、森の恵みの「智頭町芦津の水」「ふっくらあられ」、木のぬくもりでつぼを刺激する「桐のつぼ押し」の5品をセット。五感すべてで森林セラピーを追体験できる。
JR智頭駅前の智頭町総合案内所で2900円で販売している。