ＪＲ西日本「瑞風」来年６月に運行開始　料金は27万円から

ＪＲ西日本は11月29日、豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」を２０１７年６月17日から運行を始めると発表した。合わせてロイヤルツイン２人利用・１泊２日で１人27万円などの料金も明らかにした。

運行開始日は京都・大阪から山陰本線を経由して山口県下関までの「山陰コース（下り）～文豪と維新の歴史をたどる旅～」。城崎温泉や萩では一旦下車し、立ち寄り観光をする。同コースの料金は１人27―75万円。最高値は、バスタブ付きで１両１室のザ・スイートの２名利用時。

記者会見で、ＪＲ西日本の来島達夫社長は「ＪＲ西日本に従来なかった役割を持つ列車です。大きな窓から美しい山陰、山陽路を再発見する旅を瑞風でお楽しみください」とアピールした。

受付は12月５日から、日本旅行に新設されたツアーデスクで始まった。第１期６―９月出発分の予約を受け付けており、年明けに抽選。今後、他社でも取り扱われる予定だ。

記者会見では、瑞風の乗客が立ち寄る観光地も受け入れ準備について話した。このうち萩市・松陰神社の島元貴さんは「世界文化遺産の松下村塾に特別に入場して神職による特別講話をお聞きいただきます。松下村塾で瑞々しい風を感じてください」。瑞風バスを運行する中国ジェイアールバスの寺下哲さんは「列車から立ち寄り観光先までをご案内する専用バスです。ご旅行のワンシーンとしてお楽しみください」と話していた。