雪国越後湯沢はこれからが旬 東京で「感謝の集い」開く/新潟
新潟県湯沢町と湯沢町観光協会は2017年12月13日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で「ありがとう湯沢 感謝の集い」を開いた。17年の湯沢町への来訪や送客、ふるさと納税など多様な支援に感謝を示すとともに、冬期観光イベントや湯沢への移住・定住支援メニューなどを紹介した。集いには旅行会社やメディア、都内在住の新潟県人会関係者が出席した。
町内に大小12のスキー場を抱える湯沢町はこれからがトップシーズン。東京から上越新幹線で1時間20分という近さもあり、首都圏を中心にシーズン中、アジア最大規模の250万人が来訪する。
湯沢町では元旦から2、3月の週末を中心に、各スキー場で冬花火が打ち上げられている。第66回「越後湯沢温泉雪まつり」は3月3日、第52回湯沢中里スノーカーニバルは同10日、約2千発の花火が上がる苗場冬花火大会は3月17日に行われる。
湯沢町の田村正幸町長は「各スキー場は安全安心を第一にお客様をお待ちしています。観光立町宣言の湯沢町に、自信を持って送客をお願いします」と、出席した旅行会社関係者に呼びかけていた。
また、湯沢町など3県7市町村の広域観光連携「雪国観光圏」の井口智裕代表理事は「8千年前の縄文の時代から続く、世界で唯一無二の雪国文化がここにはあります。郷土食をはじめ日常生活に世界的な価値のある雪国へ、どうぞお越しください」とアピールしていた。
昨年から、湯沢町では移住定住促進プロジェクトを立ち上げ、観光の町で暮らすことの楽しさを伝えることにも力を入れている。その上で、移住支援策として、新潟県外からの移住者に対し固定資産税額を5年間分補助することや、越後湯沢駅から東京への新幹線通勤者に毎月5万円を、最長10年間補助する事業も行っている。
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