“世界の隠岐”においで 大阪で観光説明会、新しい旅プランが充実/島根
島根県・隠岐観光協会(池田高世偉会長=隠岐の島町長)は2月7日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で観光情報説明会・商談会を開いた。参加した旅行会社やメディア約20社に隠岐観光のトピックを紹介、誘客を呼びかけた。
隠岐空港利用促進協議会の大庭孝久専務理事(隠岐の島町副町長)は「地方創生の流れを受け、隠岐では30、50年先を見据えた取り組みを進めている。隠岐ユネスコ世界ジオパークも1月に再認定され、大自然は隠岐の魅力だと自負している。今日は現地から参加した観光関係者と有意義な情報交換をしていただきたい」と呼びかけた。
説明会では隠岐観光の最新情報を提供。隠岐への往復や島後、島前間の船便が利用できる周遊パスポート「隠岐楽パス」や、島前間の内航船が乗り放題の「島前3島周遊パス」の利用を旅行会社に提案した。

隠岐の魅力をアピール、送客を呼びかけた
島後・隠岐の島町は、夕陽と重なり神秘の表情を見せる奇岩「ローソク島」遊覧をセットした商品をアピール。ランチや遊覧船、サイクリングなどを自由に組み合わせる隠岐旅工舎の「隠岐であい旅」、隠岐プラザホテルと羽衣荘、隠岐汽船の旅行会社限定の共同商品「おき船旅パック」など新商品で新しく便利な島後観光を提案する。
海士町は後鳥羽上皇を祀る隠岐神社と食の魅力アップに力を入れる。町を挙げて同神社のにぎわいづくりに着手。境内の講堂をリニューアルした「離島キッチン海士」での昼食の提供や特別参拝ツアー、和食料理人を育成する「島食の寺子屋」を開講するなどの取り組みを進める。また「暮らし」を観光と考え、ワーキングツーリズムにも注力するなど、まちづくり観光を推進している。
絶景の地・国賀海岸を擁する西ノ島町では4月1日から国賀海岸の定期観光コースが新登場。フェリーと宿をセットした「国賀パック」など商品造成に力を入れる。
隠岐で人口最少の島・知夫村は国の名勝・天然記念物の赤壁や赤ハゲ山といった名所や、ジオ学習、郷土料理づくり、畜産、シーカヤック、伝統漁など島の文化と自然を生かした体験をそろえ、教育旅行受入の強化に取り組む。
そのほか説明会では、サザエ丼や隠岐牛といった「ご島地(とうち)グルメ」もアピール。隠岐と連携して誘客を進める島根県松江市と鳥取県境港市も魅力を訴えた。
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