DCへ魅力増す愛知県 東阪福で商談会開きアピール
13年ぶりに愛知県で開催されるデスティネーションキャンペーン(愛知DC、10―12月開催)に向けて、愛知県大型観光キャンペーン実施協議会(大村秀章会長)は東京、大阪、福岡の3都市で観光商談会を開いた。4月18日の大阪市の開催には、関西地区の旅行会社24社が参加し、DC期間中の注目企画や限定商品などを紹介した。
近年の愛知県内では新たな観光拠点が次々と登場している。昨年4月にレゴランド(名古屋市港区)、11月に名古屋空港内に愛知航空ミュージアム(豊山町)、今年3月に名古屋城近くで金シャチ横丁(名古屋市中区)がそれぞれオープンした。6月には名古屋城本丸御殿が10年にもおよぶ復元工事を終え、いよいよ完成公開を迎える予定だ。
愛知県振興部観光局観光振興課の浅井智博課長補佐はあいさつで「県内には、信長、秀吉、家康の3英傑のゆかりの施設がたくさんあります。自動車産業や彫像業なども盛んで、ものづくり王国と呼ばれています。ぜひ魅力ある愛知県に、たくさんの方をご送客ください」と呼びかけた。
また協議会の担当者は、愛知県内の年間の宿泊者数(日本人のみ)が全国11番目の1700万人泊超であることを報告。日帰り圏内に東京・大阪がある中での順位に胸を張った。一方で、観光での宿泊が全体の2割程度にとどまり、愛知DCを契機にさらなる宿泊者増を期待した。
県内の観光施設では、インスタ映えする注目のスポット「祖父江のイチョウ」や県内の寺院数が日本一を誇ることをアピール。乗り物好きにお勧めのスポットで、鉄道車両の実物展示を行っている「リニア・鉄道館」やリニアモーターカーを営業運転している「リニモ」、鉄道とバスの両方の機能を持った「ガイドウエイバス」の施設などを紹介した。
JR東海営業本部観光開発グループの牧口哲也係長は、JRグループとしてのDC期間中の取り組みを紹介。「土日祝日を中心に観光列車を走らせます。名古屋おもてなし武将隊コラボ列車やモーニング文化をテーマにした画期的な列車などを計画しています。便利でお得なフリーきっぷも発売します。ぜひDC期間中は、愛知県へお越しください」とアピールした。
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