リニア早く大阪延伸を シンポで“巨大都市圏”実現訴え
18/07/13
リニア中央新幹線開業後の将来像を語るシンポジウムが大阪市内で開催された。東京、名古屋、大阪が一体化する巨大都市圏が誕生するメリットを強調、大阪延伸の早期実現を訴えた。
シンポジウムは、大阪府や関西経済連合会などでつくるリニア中央新幹線早期全線開業実現協議会が主催。リニアは2027年に東京―名古屋が開業し、当初45年の開業予定だった大阪までの全線開業を最大8年前倒しする方針を政府が示している。東京―大阪間は67分で結ばれ、東名阪の3大都市圏の人口約7千万人の交流圏が生じることになる。
京都大学経営管理大学院の小林潔司教授は「環状線1周が約1時間。大阪の中に東京があるインパクトだ。働き方のバラエティが富み、人生100年時代に多様な生き方の可能性が広がる」と早期開業の意義を強調。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの加藤義人氏は「アジアの活力を生かす拠点が大阪になる」と話した。
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