堺を世界へ、マグロで発信 大起水産が「まぐろパーク」開業/大阪
18/09/13
堺市北区の堺中央綜合卸売市場内に8月24日、マグロをテーマにした「街のみなと まぐろパーク堺本店」がオープンした。回転ずし店などを展開する大起水産が既存店を4倍に拡張した。堺の新しい観光拠点になりそうだ。
まぐろパークは約800坪の広さ。マグロ解体ショーを連日行うほか、鮮魚やすし、総菜などを販売する。新設した220席のフードコートでは、さばいた生マグロを使った握りすしや丼をはじめ新鮮な魚介類が食べられる。
23日に行われたオープニング式典には、堺市の竹山修身市長や大阪観光局の溝畑宏理事長らが出席。竹山市長は、世界遺産登録を目指す仁徳天皇陵などに近接していることから「堺を世界へ発信する拠点として、国内外の人に日本の魚、マグロの美味しさを味わっていただきたい。堺の観光拠点に発展させたい」。溝畑理事長も「日本のさかなパークとして発信できるよう大阪観光局もがんばります。鹿児島県串木野市などマグロのまちと観光ルートを作ることも検討したい」と話した。
大起水産の佐伯保信会長も「魚は日本の食文化の原点。創業から58年間お世話になった堺を世界に売り出すよう努めたい」と話していた。
このあと、大起水産の佐伯慎哉社長らも加わったテープカットで開業を祝った。
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