四国観光は復旧、問題なし 四国ツー創造機構、東京でアピール
愛媛、香川、高知、徳島の四国4県やJR四国などで構成する四国ツーリズム創造機構が主催する四国観光商談会が9月27日、東京・新橋の第一ホテル東京で開かれた。
旅行会社担当者との個別商談会を前に行われた観光プレゼンテーションで同機構の山本和弘事業推進本部長は「平成30年7月豪雨」について「JRは全線復旧し、高速道も一部で対面通行があるのみで、旅行行程に問題はありません。旅館ホテルや観光施設も復旧しています」と話し、四国の観光インフラに問題がないことに理解を求めた。
同機構の磯山良司チームマネージャーも「四国観光復興キャンペーンを展開中です。旅で四国を元気にしていただきたい。多くのイベントで、お客様を迎える準備をしています。今日は4県の28の新たな観光素材も提案します。旅行商品の造成につなげてください」と送客を要請した。
各県からの説明では、豪雨復興キャンペーン「西日本周遊ふっこう割」の対象に、10月から香川県と徳島県が加わり四国全域で使えることや、各県独自にも旅行会社に対する支援制度を設けていることを紹介。
県別の観光情報では、徳島県は旅行会社のウェブサイトに徳島観光の特集ページを設けたり、SNSを中心に展開している「徳島あるでないで」キャンペーンや、フード・ツーリズム「たべたび徳島」、阿波おどり情報を中心に説明。香川県は高松駅を発着する「うどん名店めぐり」定期観光バスの運行や、オリーブ植栽110周年記念イベント、瀬戸内国際芸術祭2019の概要について紹介した。愛媛県は道後温泉本館の改修工事や、東予エリアの旅行博「えひめさんさん物語」について、高知県は、現在展開中の「志国高知幕末維新博」続き、高知の自然と体験を核に据えた後続の大型イベントを計画していることを説明した。
JR四国からは「伊予灘ものがたり」「四国まんなか千年ものがたり」「志国高知 幕末維新号」など、週末・祝日を中心に運行している、乗って楽しい観光列車の利用を呼びかけた。
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