美馬市の冬は花いっぱい あんみつ館などで催し/徳島
徳島県中部の美馬市が晩秋から冬にかけて花で彩られる。うだつの町並みで知られる脇町や、ランの花を展示する「あんみつ館」が会場。県外からも来場を期待している。
ラン科植物の品種作出やランを活用した商品開発で知られる河野メリクロンは、観光施設あんみつ館で全国シンビジウム逸品展を開催する。今年で20回目を数える恒例行事で11月27日から2019年1月31日まで行う。
シンビジウムは東アジアに自生するランで、古くから品種改良が行われ多種多様な美しい花をつける。逸品展では、全国の蘭職人が丹精込めて育て上げた300鉢以上のシンビジウムが集まる。あんみつ館を色とりどりのシンビジウムが咲き誇る様は圧巻だ。初日の11月27日にはオープニングセレモニーが開かれる。営業は8時30分—17時で、12月31日と1月1日は休み。
歴史的建造物が建ち並ぶうだつの町並みでは来年1月13日—2月24日の期間、あんみつ館の名誉館長で著名な華道家の假屋崎省吾さんが手がける「うだつをいける—美彩繚乱」を開催。
藍の豪商だった吉田家住宅やレトロな脇町劇場・オデオン座を舞台に、シンビジウムをはじめとする地元の花や樹木が假屋崎さんの演出によって艶やかに生まれ変わり、うだつの町並みを彩る。期間中、関連イベントも予定されている。
また、あんみつ館も同展の会場のひとつで、今冬は初めて、土日祝日限定でうだつの町並み—あんみつ館間にシャトルカーを運行する。
営業は9—17時。吉田家住宅とオデオン座の共通入場券は1千円。
問い合わせは美馬観光ビューロー 電話0883—53—8599、またはあんみつ館 電話0120—53—1187。
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