都内信金へキャラバン 湯村、皆生温泉が合同で実施
兵庫県の湯村温泉と鳥取県の皆生温泉は10月16、17日の両日、東京の複数の信用金庫を回る誘客キャラバンを実施した。地元の但馬信用金庫(兵庫県)、鳥取信用金庫、米子信用金庫(ともに鳥取県)と共同で行ったもので、訪問先の各信金が主催する旅行先にとアピールした。
両温泉地は、それぞれ地元信金と組んで、信金のネットワークに期待する同様の誘客キャラバンを行ってきたが、合同で同様のキャラバンを行うのは初めて。
今回訪問したのは城南信金、多摩信金、城北信金など7つの信金。各信金とも旅行担当の役員らが面会し、両温泉から紹介されたそれぞれの特徴や見どころ、両温泉をつないだ旅行行程案などに耳を傾けた。
東京・日本橋の東京シティ信用金庫で湯村温泉観光協会の朝野泰昌会長(朝野家)は「湯村は夢千代日記の舞台です。半径400メートルに63の源泉があり、500戸を超える家庭にも温泉が引かれています」。皆生温泉旅館組合の柴野清組合長(いこい亭菊萬)は「海と旅館街の風情、大山の眺望よく、朝日、夕陽がすばらしい温泉です」などと紹介した。
両氏は「山の温泉の湯村、海の温泉の皆生と、特徴の違う温泉に連泊する旅行を検討してほしい」と呼びかけ、空港からのアクセスや鳥取砂丘、出雲大社などの見どころ、ズワイガニや和牛といった食についてもアピールした。
応対した渡邊正之常勤理事は、東京シティ信金では2泊3日の国内宿泊旅行と日帰り旅行、海外旅行と年に3回の会員旅行を実施していることを紹介しながら「アッパーゾーン向けの旅行を定期的に実施しています。お客さまの心をつなぐのは旅行だという考えです。信金にとって大切な事業だと思っています」などと応じ、参加者が喜ぶ体験プランの可能性や、脚力への配慮など具体的な質問を投げかけていた。
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