「涼しい夏キャンペーン」で誘客 北海道観光振興機構、温度差10度の魅力アピール
公益社団法人北海道観光振興機構はこのほど、大阪市中央区のTKP心斎橋駅前カンファレンスセンターで「メディアミーティングin大阪」を開いた。
ひがし北海道自然美への道DMO事務局の阿部誠事務局長は「涼しい夏キャンペーン—長袖必須な夏へようこそ」を紹介。近年の大阪での猛暑をクローズアップし、大阪とひがし北海道の7、8月の気温差は10度以上あり、釧路の夏は鍋料理がお勧めであることを強調。涼しい夏、魅力的な自然景観のほか、中礼内村美術館や新嵐山スカイパーク展望台など立ち寄ってほしい観光スポットを紹介した。
帯広観光コンベンション協会の高田敦史課長は、4月から始まったNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」の舞台が十勝であることを伝えた。ドラマのポイントになる開拓や荒れ地を切り開いたことを知り体験するには「とかち農機具歴史館」「馬耕体験」「馬の資料館」(帯広競馬場)、ベニヤ板に描く絵は「神田日勝記念美術館」、バターや牛乳を活かした創作菓子は「柳月スイートピアガーデン」があることを説明した。
また「とかちの地元女子がお勧めしたい旅」として「ぬかびら源泉郷」「六花の森」「十勝千年の森」「十勝牧場の白樺並木」「糠平湖のアイスバブル」などインスタ映えする場所も紹介した。
釧路市産業振興部観光振興室の冷川圭之主幹と阿寒観光協会まちづくり推進機構の山下晋一専務理事は新たな観光スポットとして「釧路の夕陽」をクローズアップ。幣舞橋や米町展望台、釧路副港、クルーズ船からの夕陽の美しさを訴えた。釧路のシンボルである幣舞橋を4月からライトアップし、夜の周遊を促進する取り組みも行う。
釧路の食としては炉端焼き、ザンギ、寿司、スパカツのほか赤ちょうちん横丁や岸壁炉端、和商市場などのスポットへの立ち寄りを呼びかけた。
阿寒湖については2019年からすべてのシーズン、すべての時間帯をこれまで以上に楽しめるコンテンツを用意。阿寒の自然を最大限に生かした光と映像で拡張された森、アイヌと和人による新たな演舞、世界トップクラスのアドベンチャーアクティビティ、手つかずの自然、山、川、湖、動物を満喫できるようにする考えだ。
ふらの観光協会国内誘客宣伝の野村守一郎マネージャーが話したテーマは「田園休暇」。19年は家族の絆を深める「絆旅」としてラベンダーの摘み取り、美瑛での昼間の天体観測、夜には星空体験ツアーを楽しめる。
大雪—富良野—十勝を結ぶ全長約250キロの北海道ガーデン街道が今年開設10周年を迎えることから記念のスタンプラリーやガーデンフォトコンテストなどを実施する。
星野リゾートトマム広報の相馬彩乃さん、同リゾートOMO7旭川の中山仁美さんは、トマムで5月11日オープンの「雲海テラス」、6月30日までファームエリアで行う「ヤギの郵便屋さん」、6—8月の「メロンシャンパンフェス」、7—8月の「とうきビアガーデン」などのイベントを紹介。旭川や東京大塚で営業する都市観光ホテル「星野リゾートOMO」の取り組みも伝えた。
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