8月26日はアーネスト・サトウの命日 日光に記念館
8月26日は英国外交官、アーネスト・サトウの命日。幕末から明治初期に英国公使館の通訳官、公使として通算25年間、日本に滞在した。
勝海舟、西郷隆盛、高杉晋作、伊藤博文、大久保利通ら幕末から明治にかけてのビッグネームとは複数回面会、明治天皇、徳川慶喜にも謁見している。
8月24日が命日の日本の外交官、陸奥宗光とは同世代の人で、年齢も1歳違い。お互い、外交官の立場で面談している。
日本各地を旅行し、英文ガイドブックで紹介
朝日新聞を読んでいたころ、サトウの日記が「一外交官の見た明治維新」として連載されていて、サトウのことを初めて知った。苗字がサトウで日本語も堪能なことから、日本人とのハーフかと長いこと漠然と思っていたけど、今回、そうではないことを完璧に理解した。
日本人女性と結婚し、子どもをもうけている。日本名で佐藤愛之助とも名乗ったそう。伊勢神宮、厳島神社など日本各地を旅行し、日本を紹介するガイドブックを多数書いている。
1896年(明治29年)には、栃木県日光市の中禅寺湖畔に別荘を建てた。その後、多くの外国人が日光に別荘を持つようになった。
サトウが初めて日光を訪れたのは1872年(明治5年)。3年後には英語のガイドブック「日光案内」を書いている。
中禅寺湖畔に英国・イタリア大使館別荘公園
サトウの別荘はその後、英国大使館別荘として2008年まで使われ、現在は、「英国大使館別荘記念公園」として復元・公開されている。奥日光やサトウの業績を紹介するコーナーがある。
館内のカフェ「南4番Classic」は、今年から金谷ホテルの運営に変わった。メニューには、駐日英国大使館オリジナルスコーンなどがある。
近くには、イタリア大使館別荘記念公園もあり、両施設の共通入場券は大人300円。
千鳥ヶ淵桜並木発祥となる植樹も
東京の桜の名所、千代田区・千鳥ヶ淵の桜並木。1898年に英国公使だったサトウが、公使館前に桜を植え、東京府に寄贈したのが始まりだそう。
英国大使館正門前には、アーネスト・サトウの桜植樹100周年を祝い立てられた記念碑がある。
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