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エコパーク甲武信や「織物の町」富士吉田市はいかが 山梨県

19/09/12

山梨県は9月11日、東京・六本木ヒルズハリウッドホールに旅行会社関係者を招き、2020春・夏観光説明会と商談会を開いた。

東京では年2回開かれている山梨県観光説明会と商談会

このうち説明会では、①甲武信(こぶし)ユネスコエコパーク②2020年に注目を集めるはずの山梨ゆかりの著名人③織物のまち、富士吉田市-の3つについて紹介した。

今年6月、日本百名山に数えられる甲武信ヶ岳周辺の山梨県、東京都など1都3県にまたがるエリアが、ユネスコエコパークに登録された。エコパークは、生態系の保全と人間社会の調和が取れた共生を目的にエリアを登録するもので、国内で10カ所目、山梨県では2カ所目となった。

エリアには渓谷が多く、山岳信仰の伝統文化もある。山梨県内ではハイカーも多い西沢渓谷や昇仙峡、ラジウム泉の増富温泉などがエコパーク内。いずれも中央道からのアクセスがよく、県では旅行商品の造成に期待する。

オリンピックの年は、望月靖之と三島由紀夫に注目

2020年の話題の人として紹介したのは、1964年東京オリンピックで、日本選手団が着用した真紅の公式ブレザーをデザインした望月靖之。出身地の山梨県・富士川町スポーツミュージアムに、ブレザーや聖火ランナーのユニフォームと聖火トーチのほか、オリンピック関係の資料が展示されている。入館は無料。周辺には身延山久遠寺などの見どころもある。

もう1人が来年没後50年を迎える三島由紀夫。国内唯一の三島由紀夫文学館が山中湖村にある。三島が繰り返し当地を訪れていたことや、三島の作品に山中湖が出てくるなどの縁がある。

展示の見どころは三島直筆の原稿や取材メモなど。開館20周年企画として10月-2020年5月まで、三島が特派員として1964年東京オリンピックを取材したノートを展示する。

ハタオリマチ フェスティバルやります

富士吉田市は、富士山観光の山梨側の玄関口。富士登山吉田口登山道の起点にあたる北口本宮冨士浅間神社は、世界文化遺産富士山の一部を構成する。

富士山レーダードーム館、ふじさんミュージアムといった富士山関連施設のほか、最近は富士山と桜、五重塔が1枚の写真に納まる新倉山浅間公園が海外にも広く知られるようになった。郷土食の「吉田のうどんや、富士山やさいのブランド化にも取り組んでいる。

今回、アピールしたのは、江戸時代から続く織物の町としての富士吉田。第3土曜日を中心に、織物のファクトリーショップなど、17の織物工場が見学を受け入れている。

10月12、13日の2日間、「ハタオリマチ フェスティバル」、12月20-22日には「ハタオリマチのクリスマス」イベントが開かれる。

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