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御大典記念「村正」特別公開 74年ぶりに村正・正重が春日神社で甦る/三重

19/10/16

三重県桑名市は10月22~22日、天皇陛下即位の御大典を記念して桑名宗社(春日神社)において所蔵する刀剣「村正・正重」の特別公開を春日神社会館で行う。 長らく錆防止のための漆が塗られていた名刀を今回、本来の名剣の姿として74年ぶりに披露する。

村正

正重

桑名市へのPRの協力にポニーキャニオンが参加。同社はこれまで、 同市の地域資源をブランディングして発信するため、 小説家の柏井壽、 ラッパーのMummy-D、 そして文筆家の白洲信哉を「魅力みつけびと」に起用し3年間にわたる魅力発信を行う等、 多岐に渡る事業を展開している。

特別公開内容

天皇陛下即位の御大典を記念し、 桑名宗社(春日神社)において所蔵する刀剣「村正・正重」の特別公開が春日神社会館で、 10月20日(日)~10月22日(火)の3日間行う。

桑名宗社の御神宝「村正・正重」の太刀4振は、 戦争により刀の正常な管理が不可能になることを見越し、 先々代宮司により漆黒の漆が塗られ、 錆防止のため空気に触れないようにされてきた。 戦災を免れた刀剣が終戦より74年と時を経てもなお、 漆が塗られており、 本来の刀剣の姿は今回74年ぶりに披露される。

今回「村正」「正重」各2振(すべて三重県指定文化財)あるうちの、 各1振ずつを研ぎ、 甦った輝きを多くの方にご覧いただけるように公開となった(観覧無料)。 公開中、 松村壮太郎氏(研ぎ師)と上畠誠氏(刀匠)の記念解説も行われる。

村正・正重について

・「村正」
伊勢国桑名の刀工で、 数代にわたって桑名で作刀を行い、 多くの戦国武将に愛用された。 今回展示される「村正」は、 天文十二年(1543)の銘がある。 全国的な刀剣ブームの中で、 刀剣好きならだれもが知る「村正」。 徳川家に忌み嫌われていたという、 「妖刀村正」のイメージも強いが、 当の家康本人も所持していた三河武士に愛用された実用的な刀であった。

・「正重」
村正を祖とする刀工集団の「千子派」の一人。 初代正重は、 初代村正の弟子だったとされ、 数代続いた。 作風は最も村正に迫り、 今回展示される刀は寛文元年(1661)の銘がある。

開催概要

公開日時:令和元年10月20日(日)~22日(火) 3日間 9時~16時まで
公開場所:春日神社会館(三重県桑名市本町46番地 桑名宗社)
記念解説:松村壮太郎氏(研ぎ師)10月20日(日)11時~
上畠誠氏(刀匠)10月22日(火・祝)11時~
※特別御朱印も用意している(数に限りがある)。
お問い合わせ先:TEL 0594-22-1913(桑名宗社内)
HP: http://www.kuwanasousha.org/archives/2208

問い合わせ

三重県桑名市/ブランド推進課
TEL:0594-24-1258

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