〝姫路城など世界遺産からスキー場へ〟多言語アンケート調査を兵庫県と広島県で実施
地方創生パートナーズネットワーク(東京都渋谷区)は2020年1月14日、 世界遺産からスキー場への周遊促進を目的とした調査として、 ひょうご観光本部(兵庫県神戸市)、庄原市観光協会(広島県庄原市)と提携し、中国・中華圏の春節を見据えた多言語の来訪者アンケート調査を行う。アンケート結果をマーケティングに活用し、「雪の魅力」による周遊促進を図る。
昨年から当団体は岐阜県郡上市にある10箇所のスキー場と連携して「近隣の自治体」「利用空港」などの訪問・利用調査を目的としたアンケートを実施したが、 今年度は来場者が多くても短時間滞在が課題である「世界遺産」から近いスキー場に着目し、 自治体・DMOと連携して「雪の魅力」による周遊促進について調査を開始する。
現在、 観光庁の今後の主要施策においてスノーリゾートが「外国人が楽しめる滞在型コンテンツ」の一つに挙げており、 取り組みの方向性として「地域の観光素材」が一体となったマスタープランの策定が求められている。
このような背景からアンケートを行う「兵庫県14ヶ所」「広島県2ヶ所」のスキー場は、 スキー場に訪れる訪日外国人旅行者が「世界遺産」「温泉」「歴史」の観光地を周遊しているか調査項目を加え、 今後これらの「観光素材」と「スキー場」が連動することで潜在的ユーザーへ周遊促進を目的とした「着地型コンテンツ」や旅行商品、 情報発信素材等、 作成の参考資料として活用する。
アンケートの取得場所は訪日外国人旅行者が比較的時間に余裕があり、 アンケート協力に対してストレスを感じることが少ないゲレンデ内のレストランで実施する。 取得方法はレストランに置いてあるアンケートに記載されている「英語」「簡体字」「繁体字」3言語の二次元バーコードをスマートフォンで読み取るシステムを採用し、 回答者には各スキー場が用意した「食事の方はドリンクサービス」等の特典を付けてアンケートの回答促進を図る。
※観光庁資料: https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kanko_vision/kanko_kaigi_dai34/siryou1.pdf
調査結果を地域連携のワークショップで活用
アンケート結果については以前より兵庫県豊岡市、 広島県庄原市にて近隣の自治体、 観光協会、 DMO、 スキー場、 運輸、 金融、 大学、 宿泊、 飲食店等と意見交換を行い、 グリーンシーズンを含めた体験メニュー開発など地域の観光関連事業者とワークショップを開催していることから、 アンケート結果の報告会をシーズン終了後に開催し、 取得したデータを地域連携のマーケティングに活用する。
「今後も当団体は、 データ分析に基づく広域のスノーリゾート形成により姫路城等の世界遺産からスキー場の周遊促進を目的としてDMOを核とする観光地経営を支援していく」関係者。
兵庫県スキー場
1、 六甲山スノーパーク(神戸市)
2、峰山高原リゾート(神河町)
3、ばんしゅう戸倉スノーパーク(宍粟市)
4、ちくさ高原スキー場(宍粟市)
5、神鍋高原万場スキー場(豊岡市)
6、アップかんなべ(豊岡市)
7、奥神鍋スキー場(豊岡市)
8、ハチ高原スキー場(養父市)
9、氷ノ山国際スキー場(養父市)
10、ハイパーボウル東鉢(養父市)
11、ハチ北高原スキー場(香美町)
12、スカイバレイスキー場(香美町)
13、おじろスキー場(香美町)
14、但馬牧場公園スキー場(新温泉町)
広島県スキー場
1、ひろしま県民の森スキー場(庄原市)
2、スノーリゾート猫山(庄原市)
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