白馬岩岳で「スノーリゾートから気候変動を考える3日間」
白馬観光開発(⻑野県白馬村、和田寛社長)は、2月2-4日の3日間を「スノーリゾートから気候変動を考える3日間」とし、運営するスキー場「白馬岩岳スノーフィールド」で使用する電力を再生可能エネルギーで100%賄う。
ゴンドラやリフト、降雪機や各施設の電力などを太陽光、風力、バイオマス(生物資源)、水力、地熱などから成る再生可能エネルギーに切り替えることで、3日間のCO2排出量を1万4255キログラムからゼロに減らす。
そのため、「 CO2フリーメニュー」から3日間で 32万6129キロワット・アワーを購入する。
また、期間中、白馬高校の生徒主導のもと、スキー場でグローバル気候マーチを行うほか、気候変動問題に関する上映会やトークイベントを行う。グローバル気候マーチでは、当日、参加者と共に作成する地球温暖化対策を訴えるプラカードを持って一斉に滑走する。SNSを利用し「プラカードコンテスト」も行う。
白馬高校の生徒有志は、2019年9月に、村内で「気候非常事態宣言」を求める署名活動およびマーチを行い、その後、白馬村が「気候非常事態宣言」を行っている。
白馬観光開発、5年でCO2排出量6%削減へ
イベント後も白馬観光開発では、環境負荷の低いクリーンなスキー場経営を強化する。SDGs(持続可能な開発目標)に賛同し、毎年の売上の1%以上相当をSDGs関連に投資・充当し、今後5年間で白馬観光開発が排出するCO2を6%削減する。
具体的な取り組みでは、 乗り合いでの来場を促進するための、「CARPOOL優先パーキング」の設置、場内照明のLEDへの切り替えなどを進める。
また、白馬観光開発が運営に携わる 「白馬八方尾根スキー場」のアルペンクワッドリフトでは、 2月から通年で、「 CO2フリーメニュー」を適用し、CO2ゼロで運行する。
白馬岩岳スノーフィールドでは雪不足により、 今シーズンのオープンが前年よ8日遅れ、年末年始を過ぎても山麓部まで滑走ができなかった。
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