キャラバン来訪 千曲市で4月1日から「あんずまつり」
長野県千曲市の戸倉上山田温泉旅館組合連合会から若林正樹さん(湯元上山田ホテル)、タイラー・リンチさん(亀清旅館)、原田久人さん(事務局)が3月5日、本紙東京オフィスを訪れ、4月1日から市内で始まる「あんずまつり」や、「千曲サイクリングイヤー宣言」などについて紹介し、来訪を呼びかけた。
「一目十万本」と称される千曲市のあんず群。「あんずの里」の一角にある、あんず園では、例年3月下旬から4月上旬にかけて、淡いピンク色のあんずの花が一斉に開花する。
あんずまつりは4月1日-12日。花のあとは6月中旬から7月上旬にかけてあんず狩りや、あんずジャム作りなどが体験できる。
あんずの里へは長野自動車道更埴ICから5キロ、しなの鉄道屋代駅からタクシーで10分ほど。まつり期間中はシャトルバスを運行する。あんずの里に近い公営駐車場は大型車3000円、普通車500円など。
千曲サイクリング元年、初級からヒルクライムまで9つのコース
日本最長の千曲川に沿った約9キロの自転車・歩行者専用道「千曲川サイクリングロード」が通る戸倉上山田温泉。温泉街を起点に、里山や古い町並み、あんずの里や姨捨の棚田、ヒルクライムなど、初級者から上級者まで楽しめる9つのサイクリングルートを用意した。市内には「自転車の駅」や、サイクリストのための施設の整備も進み、今年を千曲サイクリング元年として売り出していく。
自転車ガイドツアーやレンタル自転車を提供している、「ずくだしエコツアー」では、月ごとのイベントガイドツアーを実施している。3月14日は温泉街から節分草を見に行くツアー、4月は4日があんずの花ライド、18日は千曲川沿いを下り、昨年の台風19号で被災した長野市穂保を訪れる交流ライドを準備している。
ずくだしエコツアーの代表でもあるタイラーさんは、「今はコロナで大変だけど、同じ県内の台風被災地のことも忘れないようにしたい」と参加者を募る。
若林さんは、「なんとかコロナを乗り越えて、来年の善光寺御開帳を迎えよう」と前を向く。
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