「城カード」で戦国ワンダーランドをめぐろう 滋賀県
戦国時代をテーマにした観光キャンペーン「戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖」を展開している滋賀県がこのほど、県内8カ所の城で「近江の城カード」を発行した。滋賀県にゆかりが深い武将、明智光秀を主人公とした大河ドラマ「麒麟がくる」が放送され、国宝・彦根城は世界遺産登録を目指すなど、城や戦国時代をテーマにした観光の機運が高まっている中、県内関係団体と連携し”戦国“より身近に感じてもらおうと作成した。
滋賀県には中近世にかけて1300を超える城郭が築かれ、その数は、単位面積当たりでは日本一と言われている。その中でも、著名な8つの城でカードを作成。城を代表する写真を表面に、裏面には所在地、時代、主要城主、文化財等の指定など城に関する様々な情報やおすすめポイントを掲載している。ダムカードやマンホールカードのように、現地を訪れないと手に入らない。カードは無料で配布する。
8つの城とカード配布場所は次の通り。
▽坂本城(大津市)=大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公 明智光秀が築いた幻の城。西教寺寺務所で4月1日から配布。
▽彦根城(彦根市)=江戸時代の武士による統治の仕組みが分かる史跡で、世界遺産登録を目指している。配布は彦根観光協会で。
▽安土城(近江八幡市)=「天下布武」信長の夢の跡。摠見寺特別拝観受付で4月1日から。
▽八幡山城(近江八幡市)=秀吉の甥・豊臣秀次が築いた近江支配の拠点 城下町の町並みが残る。村雲御所瑞龍寺寺務所。
▽長浜城(長浜市)=秀吉の出世城。現在の天守は市民の熱意と寄付金により再興された。長浜市長浜城歴史博物館受付。
▽水口岡山城(甲賀市)=豊臣政権が築いた東海道の拠点城郭。バルーン城としても有名。甲賀市ひと・まち街道交流館。
▽三雲城(湖南市)=六角氏の亡命拠点として利用された。猿飛佐助の出身地で、忍術の修業をしたと言われる 明智光秀が設計した。旧青少年自然道場等。
▽大溝城(高島市)=信長が甥の織田信澄に築かせた水城。大溝まち並み案内処総門。
戦国ワンダーランドキャンペーンのホームページは、https://sengoku.biwako-visitors.jp/
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