JTB旅ホ連、山陰2支部で宿泊客誘致キャンペーン展開
JTB協定旅館ホテル連盟島根支部(皆美佳邦支部長=玉造温泉・佳翠苑皆美)と鳥取支部(柴野憲史支部長=皆生温泉・海辺の宿皆生菊乃家)が連携し、6月22日から「再発見!ふるさと山陰キャンペーン」を展開している。
キャンペーンは緊急事態宣言解除後、観光振興の観点から島根県との往来について制限しない旨を鳥取県の平井伸治知事が発言したタイミングと機を同じくして明らかにされた。山陰が動き始めたというメッセージ性は地元マスコミの関心を呼び、佳翠苑皆美で行われた記者発表には地元紙やテレビ局が多く詰めかけた。両支部の即断実行は大きく取り上げられた。
内容は鳥取、島根両県民が対象で、JTBホームページから予約可能な宿泊商品に割引クーポン(4種類)を付与するというもの。報道以降、支店への電話問い合わせが相次ぎ、高額なクーポン券は早々に完売した。
JTB松江支店の斎藤忠志支店長と鳥取支店の林勇一支店長は「近隣の宿泊施設で少しのぜいたくをしたいというお客様の手応えを感じております。両県観光行政からは業界として第一にスタートを切ったということで、一定の評価をいただいているかと思います。今後の需要回復のポイントはコロナ感染防止策の情報を正確に発信することと考えています」と話す。
島根支部は56軒、鳥取支部は40軒の宿泊施設がある。旅ホ連両支部では「県域を越えて魅力ある観光資源同士をつなぎ宿泊滞在を促すことが大事なミッションだと考え、今後も地域をフィールドに会員相互のアイデアを結集し様々な『隣人同士のアクション』を展開することで面白い・楽しい山陰を目指していきます」とし、山陰再発見の旅をアピールしている。
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