電動アシスト付きスポーツサイクルで気軽に世界ジオ体感 隠岐観光協会が新周遊サービス/島根
島根県・隠岐観光協会はこのほど、登山に関するウェブサービスを提供するヤマップ、電動アシスト自転車を製造するパナソニック サイクルテックと連携して、隠岐諸島を電動アシスト自転車で周遊するサービス「E-BIKE ADVENTURE OKI」を始めた。ユネスコ世界ジオパーク登録認定の大自然を誰でも気軽に周遊。3者連携で新たなエコツーリズムの楽しみ方を提案する。
同サービスは、パナソニック サイクルテックが提供する電動アシスト機能付きスポーツサイクル「E-BIKE」をレンタルし、周遊コースをめぐってもらうもの。コースは全19種で、隠岐諸島を構成する4島、隠岐の島町、西ノ島町、海士町、知夫村から行きたい島と滞在時間にあわせて選べる。いずれも隠岐の大自然を楽しめるコースになっており、スポットの情報やルートなどはヤマップが提供するアプリで確認できる。
今回のサービスは、自然豊かな隠岐のエコツーリズムを本格的に推進しようと企画。内閣府の特定有人国境離島地域社会維持推進交付金を受けて実施にこぎつけた。島内での2次交通の課題をクリアし、地域での体験や交流の機会創出にもつながるとして期待する。
また、隠岐ならではの着地型旅行商品の造成に向けた実証実験の側面を持ち、12月7日までのサービス提供で得られた成果を分析。来年3月には3者で今後の観光振興の指針を策定する。
現在、「E-BIKE」はパナソニック サイクルテックが用意し、隠岐の島町に7台、西ノ島町に5台、海士町に5台、知夫村に3台を備える。同観光協会は環境省のワーケーション事業に採択されたことから、今年度中に26台購入する予定にしている。
サービスは要予約。料金は半日プランで5千円など。1日、1泊2日などのプランがある。
詳しくはhttps://e-bike.yamap.com/oki/へ。
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